Feb 12

例年、正月に前年の収支を元に家計を見直して、ついでに資産運用状況も確認することにしている。過去の例にならって今年もその結果をまとめてみた。

運用資産全体の状況

2022年の運用利回り(内部収益率で計算)は-16.20%。高インフレと利上げ、それらに伴う株式や債券価格の大幅下落で散々な一年だった市場の状況に合わせて、筆者の運用成績も惨憺たるものであった。Great Recessionの2008年に記録した-19.18%に次いで過去二番目に悪い結果である。数十年ぶりとなるインフレが年間を通じて持続した(2022年11月時点での前年同月比headline/core物価はそれぞれ+7.1%、+6.0%)ことを考えると、実質では過去最悪と言ってもいいだろう。

運用開始の2002年からの通算利回りは4.81%。過去3年の異常なほどの好成績による「貯金」のおかげか、通算利回りの落ち込みがこの程度で済んだのは不幸中の幸いといえるかもしれない。

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