Oct 04

中国のショック以降、今年はもともと伸び悩み気味だったアメリカの株価が急落したせいか、いろいろなところで、(個人の)資産運用の内容を変えた方が(もっと端的に言えば、値下がりしている資産を売った方が)いいのではないかというような意見や質問を見かけるようになった。このような問いに対する筆者個人の意見は、「値下がりだけを理由に何かを変える意味はないが、現在の運用内容が本来適切でなかったのならそれを見直すという考えはあり得る」というものなのだが、いずれにしても筆者自身の運用(当然だが値下がりしている)を昨今の状況に合わせて何か変える必要があるとは思っていなかったので、自分の問題として捉えてはいなかった。しかしよく考えてみると、「(筆者の)現在の運用内容が本来適切でない」という可能性はあり得る。振り返ってみると、現在(目標としている)ポートフォリオを策定したのは約4年前で、見直す必要があるほど長期とは言えないながら、すでにそれなりの期間が経過している。誰にとっても値下がりは気分のいいものではないので、「前回の判断は間違いだった」という答えに安直に飛びつきやすいという危険もあるのだが、せっかくの機会なのでここで少し検討してみることにする。 More… »

Oct 04

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