Garmin Forerunner 305付属の管理ソフトTraining Centerはどうもいまいち、というのは何度か書いていたが(“Forerunner 305 get”、“Garmin Training Centerデータ解析ツール自作”)、さらに調べてみると、web版のツールMotionBasedはかなり高機能ということがわかった。(存在は知ってたんだけど、有料版があるので無料版だと機能制限されててぐっとこないのでは、と思ってちゃんとチェックしてなかった。)
MotionBasedのお試し版でも、browser plugin(firefox, safariに対応)をインストールしておくとクリック一発でUSBからデータを吸い上げてuploadしてくれる。google earth/maps用のKMLはMotionBasedのツール内から直接出力可能だし、データのexportはactivity単位で可能で、全データ一括でしかexportできないというTraining Centerでの不満点も解消されている。ベータ版として提供されている「player機能」(google maps上に表示した移動経路をmarkerが移動して走行を再現してくれる)もおもしろい。webアプリケーションなので、ネットワークがないと使えないし接続環境によってはやや重い、という欠点はあるが、機能的にはほぼ十分な能力があるといえそう。
せっかく苦労して自作解析スクリプトを書いたのも無駄に…と落ち込みかけたが、幸か不幸かペース計算部分だけはTraining Center同様いまいち甘い模様。
下の図は“Garmin Training Centerデータ解析ツール自作”でも使ったデータをもとにMotionBasedが吐いたグラフだが、やはり妙なスパイクがある。
というわけで、自作スクリプトもまだしばらくは寿命がありそうだ。
あと、有料版との比較でいうと結構痛いのが、データを10までしか保存できないという点。これだと個人記録のstorageとして使うわけにはいかず、Training Centerで吸い上げるとかして別途自分で記録を残しておかないといけない。年会費$95.40は、もちろん払えない額ではないが、この金額を払うなら自分で管理するか…という感じだ。
もっとも、こういう有料サービスも、あらゆる個人情報のtrackを使命とする某社が”google training”(仮称)を公開するまでの命だとは思うが…。実際、forerunnerのデータ出力プロトコルは既知らしいし、こういうののユーザは嗜好がはっきりしてて広告ターゲットとしては絶好ということも考えると、あながちあり得ない話でもない、という気がする。
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