Mar 15

AMT(Alternative Minimum Tax)は、所得の多い人向けに、控除可能項目を減らして実質増税するというシステム。Foreign Tax Credit(FTC)について書いたエントリでも簡単に触れた。

某知人からは「シリコンバレー勤めの普通のエンジニアの給与水準ならまず間違いなくAMTが課せられる」と聞いていたし、webでちょっと検索してみたところでもかなり多くの人が対象になるようなニュアンスの情報をよく見かける(これとかこれなど)ので、自分にも関係してくると覚悟していたが、TurboTaxに計算させてみたら結局対象外だった。

とはいえ、自分にとってはかなり重要なFTCの計算にも大きな影響を与える制度なので、どのくらいのラインに達するとAMTが関係してくるのかを知っておくことは重要だろう、ということでちょっと計算してみた。

結論からいえば、年収20万ドル超にでもならない限り関係ないと判明。幸か不幸か当分(一生?)縁はなさそうだ。

以下は具体的な計算の詳細。

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Mar 15

引き続きアメリカでの申告(本格)デビューを果たすべく奮闘中。ここでは、日本に資産を残しつつアメリカで生活している人にとって重要だと思われるForeign Tax Credit(外国税額控除)についての学習結果をまとめる。

今回の教訓は以下の2点:

  • AMTを課されない限りForeign Tax Creditの”simplified limitation”のことは忘れてよい
  • AMTを課されている場合でも、通常の計算でcreditが減額されていないのであれば、何も考えずにsimplifiedを選択しておいても大体問題ない

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Mar 08

雨で流れ流れた後の久々のCCHC活動、だけどハイキングの写真はなし。

いつものCafe Borroneでのbranchは、口の中の状態を考えて柔らか目のメニュー。Minestroneとartichoke quiche。

Mar 08

アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝

アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝
スティーブ・ウォズニアック
(訳: 井口 耕二)
ダイヤモンド社, 2008-11-29

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人間的に好感が持てるキャラクター
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今の米国にこんなエンジニアはいないのか?
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あまりエピソードがなく、また怪物の怪物たる所以についての洞察が皆無で残念。

おもしろくて、元気の出る本。レベルに(大きな)差はあれど、この本で描かれているようなWozniakの姿勢と同じものを自分の中に発見するとエンジニア道を目指す者として励みになるし、自分にとって足りないところはどこかということも見えてくる。

Mar 08

ときどき聞いてるNPRの金融系Podcast The Color of Moneyで、“How To Handle Being Laid Off”というタイトルの回があった。こういう話題がラジオの金融コーナーで取り上げられるというのは、いろんな意味でアメリカっぽいと思う。
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Mar 07

確定申告の季節になり、アメリカでの申告(本格)デビューを果たすべく奮闘中。たださえ「敵地」でわからないことだらけのうえに、日本と比べてもえらく税制が複雑で、調べたり人(専門家を含む)に聞いたりして、ようやく仕組みがわかってきた。ということで、自分の理解を整理するために、日本の場合と比較して、税負担がどの程度で、名目の給料に対して手取りがどの程度になるのかを計算してみた(3/17追記: 州税の計算式を一部間違えていたので訂正)。

いろいろ書いているが、要点としてはこんなところ:

  • アメリカの税制は複雑怪奇(日本の場合、大抵は申告すらしなくても大体最適化されている)
  • かつ、一般的に日本よりも負担が重い(同じ収入だとして手取りで1割くらいの差が出る)
  • 住むのがシリコンバレーだとすると、生活費の負担も重い(別エントリ参照)ので、日本の給料に対して最低3割増し、できれば5割増しくらいの給料がないと同じ水準の生活は厳しそう

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Mar 07

細々とメンテナンスを続けているSan Francisco Bay Areaレストランリスト元データはXMLで管理しているのだが、手で書いているのでときどき間違いを入れてしまう。そこで、RELAX NGでschemaを定義してcommit前にチェックすることにした。
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Mar 01

一年以上前に行ったきりだったSan MateoのKorean Myung Dong Tofu Cabinを再訪。いつもtofuでは芸がないってことで、この界隈ではちょっと珍しそうな参鶏湯に挑戦してみた。
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Mar 01

ニューノーマル―リスク社会の勝者の法則

ニューノーマル―リスク社会の勝者の法則
Roger McNamee, David Diamond
(訳: 三五 寛子)
東洋経済新報社, 2008-09

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ダラダラしている時間はない/CAREERS ; NEVER AN IDLE MOMENT
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新しい「(今後10年は継続する)ノーマルな世界」への Set Agenda
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実証済みの慧眼

自らキャリアを切り開いていくためのヒントはいろいろ得られる。仕事がコントロールできるようになったら現業を超えた活動をはじめる、他で使い物にならないような「タコつぼ」に陥らないようにするための指針、スキルと人脈の拡大に努めること、などなど。個人投資家を意識したかのような投資の話もあるが、常人に実行できるとは思えないような「ルール」ばかりでこちらはまったく参考にならず(マーケティング上の理由で付け加わった内容?)。

個人的には星3つ程度か。