Aug 23

資産運用をある程度の期間していれば誰でも一度は「ドルコスト平均法には意味はあるか」という話に加わる経験があるだろう。筆者もその例に漏れず、また筆者の中ではこの話にかなりはっきりした結論が出ていて、自分の運用行動にこの議論が影響を与えることはないのだが、以前からこの件はそう単純でもなく他人に説明しようとすると結構難しいという印象を持っていた。この件に関する文献も世の中には溢れているのだが、そのどれにも今ひとつモヤモヤするものがあり、自分の中でもすっきりと納得できていない感じがあった。つい先日たまたまこの話をする何度目かの機会があったので、少し踏み込んで考えてみたところ、少なくとも自分自身への説明としてはかなりモヤモヤを晴らすことができた。以下はその理解をより深めるために書いたメモである。

用語の曖昧さなどを無視して結論的なことを先に書くならこうなる:

  • 「ドルコスト平均法」にはリスクを下げる効果はあるが、同時にリターンも下がるので、その評価は両者のバランスで議論する必要がある
  • この観点では「ドルコスト平均法」は多くの場合非合理的で、つまり「無意味」である
  • その理解の上で、自分のリスク許容度を見積もる手段として採用するのなら「ドルコスト平均法」も無意味とまではいえない

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Aug 19

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Aug 12

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Aug 05

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Jul 29

今年の大目標であるNew York City Marathonに向けてのシミュレーションとして、数十年ぶり2回目(blindランナーのガイドを除く)のフルマラソンに挑戦した。公式タイムは3時間20分17秒(Garmin connectおよびStrava記録もほぼ同じ)、初マラソンはダメダメすぎだったこともあって正確なタイムすら覚えていない(走った年さえも記憶が怪しい)のだが4時間半くらいはかかっていたはずなので間違いなく自己ベスト、さらに2019年のBoston Marathon qualifying time(いわゆる”BQ”)も突破した。ちなみに2018年用ながらChicago Marathon qualifying timeも突破している。タイムも想定以上の出来だが、NYに向けての練習の一環として、タイムよりもしっかり最後まで走ることを目標にしていたので、ほぼイーブンで若干negative splitという内容は合格以上である。

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Jul 29

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Jul 22

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Jul 15

久々の近隣cafe(的店)探訪でCalifornia aveのフランス屋デビュー。

  Pastis
  447 California Avenue, Palo Alto, CA 94306
  650-324-1355
  Yelp: (reviews / see rating)

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Jul 15

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Jul 12

2018年になって、Federal Income Taxの大改変をはじめとする税金周りの変更が多数発生したのを機に、“safe harbor”入り(源泉徴収不足によるペナルティ回避のための徴収額調整)のためにこれまで使っていた見積もり用スプレッドシートを抜本改定することにした。その結果として、具体的な税率の値など、筆者個人の状況に依存する部分をほぼ排除できた(ただし州所得税はCalifornia限定)ので、ついでに一般向けのテンプレートも公開することにした。

このテンプレートはGoogle Docs spreadsheetで作成されていて、これ自体を編集できるのは筆者のみであるが、閲覧やコピーは誰でも可能で、OpenDocumentやExcel等のフォーマットでダウンロードすることもできる(OpenDocument版, Excel版)。コピーしたシートやダウンロード後のファイルは誰でも編集もできる。閲覧も(コピーやダウンロード後の)編集も自由にしていただいて構わないが、どこかに間違いが潜んでいる可能性も高いので、その結果を個人の源泉徴収額調整のために使うなどする場合は自己責任でお願いしたい。一方、間違いの部分をコメント等で指摘したいただければ大変ありがたい。

以下は将来の自分(と、もしかしたら他に使うかもしれない人)のためのメモ書きである。
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